物件探しの前に街選びを楽しみましょう

 多くの方にとって家を買うというのは人生で何度も発生するライフイベントではありません。

残念ながら賃貸住宅を選ぶ感覚で、家探しのスタートが物件選びになってしまっている人が多いのではないでしょうか。

 

実際に家を買おうとすると、住宅ローンやリフォーム・保険など検討しなければならないことが多くあり過ぎて、てんやわんやでとても満足のいく住宅購入にはならなかったという方も多いです。

 

家を買う回数が数えるほどしかないということは、住環境を変える、つまり住みかえるという経験も人生で数回しかありません。

住む街を変えるということは、これまでの生活が一変するので不安も多いのですが、新しい発見も多く、人生を豊かにする重要な要素ではないでしょうか。

 

今回はそんな人生を楽しくする住み替えという大切な機会を家を買う煩雑さに埋もれさせないコツをお教えします。

ぜひ参考にしてください。

 

家探しとは街選び

家を買うと意識すると物件ばかりに目が行ってしまいますが、重要なのは街を選ぶということです。

郊外よりも都心部に寄った方が資産価値が維持しやすい物件に出会えるチャンスが広がりますし、資産価値よりも自然に囲まれた環境を重視したい方は郊外に目を向けるべきでしょう。

 

また、地震や津波、土砂災害など自然災害が気になる人はハザードマップをよく見て検討する必要があります。

今回の記事でお伝えしたいことはそういった理屈の面ではなくて、それぞれの街が持つ雰囲気といった感性の部分も重要な検討要素だということです。

 

知ってる街だけ見るのではなく、知らない街に目を向ける

物件情報を探すとき、知ってる街から探し始めるのではないでしょうか。

これまで賃貸で住み慣れた街、実家のある街、通勤に便利な街など、これまでの人生で縁のあるエリアに軸を置いて検討される方が多いと思います。

勤務先やお子様の通学環境を考えるとその判断は妥当だと思いますが、せっかくの住み替えのチャンスですから、全く知らない街に思いを馳せるのはいかがでしょうか。

 

まず簡単なのは隣の市区町村です。

隣接地なのでエリアの相場観はそれほど大きく変わりません。

 

しかし日本は山が多く平地が少ない土地なので、隣の町に移動するだけで街の雰囲気はガラッと変わります。

スーパーや病院、大型商業施設へのアクセス、最寄り駅の商店街など、実際に訪れてみるのも良いかもしれません。

「食わず嫌い」な面を認識できるかもしれませんし、今住んでいる我が街の良さを再発見する機会になるかもしれませんよ。

 

続いて資産価値が高いエリアに目を向けます。

同じ市内でも駅に近いエリアや、同じ県でも県庁所在地・主要ターミナル駅のあるエリアなどの物件を見てみます。

 

多くの場合予算オーバーの物件ばかり出てくるかもしれませんが、地域でも資産価値が高いエリアに住むにはどれくらいのコストがかかるのかを知るだけでも価値があります。

どういう条件の物件が資産価値が維持しやすい「良い物件」なのかを判別できる目を養うことができれば、より失敗しない住宅購入に近づきます。

 

もう一つお勧めがあります。

仕事も学校もこれまでの人生もまったく無視して、全然別の県を想像してみます。

都市部に住んでいる方は田舎の県を、地方に住んでいる方は大都市圏を見てみましょう。

ポータルサイトの物件情報を眺めながら、こういう暮らしもいいかもね、と家族で話し合ってみてください。

 

住宅購入は「今」の買い物ではありません。

10年~15年くらいの期間、その街に住むという選択です。

住宅購入はこれからの人生をどのように生きていきたいかを見つめる良い機会になります。

夫婦といえども他人なので、こういった重要な価値観の擦り合わせは大切です。

 

改まって話を切り出すのは少し恥ずかしい話題でもあるので、物件探しのついでに、「例えばだけど・・・」と話し合いをしてみるのはいかがでしょうか。

今はこの町に住む理由があるけれども、将来的に子供が大きくなったら住んでみたい街がある、みたいな話題で盛り上がったら、今の住宅購入は必要となったら売ることのできる資産価値が維持しやすい物件を選ぶことが優先順位の高い検討項目になります。

 

安全な街を選ぶ

今年は東日本大震災から10年です。未曽有の大災害でした。

日本は災害大国なので、これからも大きな自然災害に見舞われます。

地震だけでなく、大型台風や豪雨による洪水など、地域によって警戒するべき災害が異なります。

 

日本で発生する自然災害は、発生するタイミングは読めないものの、発生した地域ではこれまでの歴史で繰り返し発生しているという特徴があります。

大きな地震災害は一定期間で繰り返されますし、治水対策を行っているとはいえ、かつて暴れ川と呼ばれた川は氾濫しやすいと言えます。

国が発表しているハザードマップは決して「オオカミ少年」ではなく、根拠に基づいた信頼できる情報です。

 

最も効果的な災害対策は、災害が起きにくい街に住むということです。

住宅購入は家族を災害から守る貴重な機会です。

単なる物件情報に踊らされず、長期間住む街をじっくり検討したいものです。

 

今回は街選びについてご説明いたしました。

間取りを見ながらアレコレ想像するのも楽しいですが、住んだことのない新しい土地での新生活を想像するのも楽しいですよ。

不動産購入は取引が進むにつれてお金の面で現実的な問題に直面してしまうので、街選びという楽しさを十分にご堪能ください。

 

以上リニュアル仲介ネットワークでした。


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